俺は急に怖くなって思わず外へ飛び出した。なんとなくじっとしていられなくなった。
メールを何度読み返しても謎だらけで、全く意味が分からない。
……………今日からフリーチルドレン?俺が?
そんな事言われたって何も変わってないし、やっぱりそんな世界ある訳…………。
『‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐はじめまして、ユウキ』
『!?』
後ろを振り返ると見覚えのある少年が立っていた。
黒髪で色白で細身の体。すぐに絵の場所を聞いてきた少年だと分かった。
君はこっちに来ないのかい?
別れ際に言われた意味深な言葉。
パズルのピースがはまるようにカチッと謎だった空白が埋まった気がした。もしこの憶測が合っているならおそらく………。
『はじめましてだっけ?』
俺はわざと聞いてみた。
『はじめましてだよ』
そう笑う少年はどこか不気味で、前に会った時と雰囲気が違う。
『Mとして君の前に立つのはね』
『!!』
…………………M?こいつが?