俺は暫く耳から携帯を離せなかった。
そっちの世界って……シオリは今どこに居るんだ?
色んな事を考えようとしても頭が働かない。
『……………』
息苦しい?
確かに俺も最近そう思う。
俺はもう一度【FREE CHILDREN】の
メールを読み返してENTERを見つめた。
………これを押したらどうなる?
世界が変わるって言うのか?
自由な世界、大人にならなくていい世界なんて本当に………
もし、そんなものが実際あるのなら
俺は俺は………………。
ゴクン、唾を飲み込んで
そして‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐。
俺は半信半疑でボタンを押した。
ドクン、ドクンと鼓動はうるさいのに、
部屋はシーンとしていて何も起こらない。
あ、あれ?
キョロキョロと周りを見ても何も変化はない。
やっぱり子供だけの世界なんて存在しないのか?
すると、暗闇でメールを知らせるランプが光った。
まさかと思いメールを開くと、そこには見覚えのあるアドレス。
それは間違いなく【M】と名乗る人物からのメールだった。



