「近未来少年少女」





『あと4日だって。どうする?』

帰り道、フクが進路調査表を眺めて言った。
俺もその紙を見つめてため息しか出てこない。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐と、その時。

ドンッ!と前から歩いてきたおじさんと肩がぶつかった。


『あ、すいませ………』


『どこ見てんだよっガキが!』


俺の謝りも聞かず、おじさんはものすごい形相で睨んできた。それは少し異常だと思うほどに。

なんでこんなに怒ってんの?

俺も前見てなかったけどおじさんだって見てなかったくせに。


すると、おじさんはフクが持っている進路調査表を見てまた顔色を変えた。


『進路調査だ?親の金で大学に行って遊んで、
そうゆう奴が社会に出て迷惑するのはこっちなんだよっ!』


は?なにこのおっさん。
なんで怒鳴られなきゃいけねーんだよ。


『苦労した事もないガキが……』

『おいっ』


俺が言い返そうとした時、フクがそれを制止した。


『ふん……』

おじさんは不服そうにしながらもその場から去っていった。