その後、シオリに何回か電話をしたけどやっぱり出なかった。メールをしても返信はないし本当にどうしたんだう。
フクの話しを聞いたせいか余計にシオリの事が気掛かりになっていた。
『ごめん、今日先帰っててっ』
6時限目の授業が終わり、帰りの支度中にフクが言ってきた。どうやら委員会があるらしい。
『おー分かった』
俺はカバンを持って教室を出た。
別にフクと一緒に帰る約束をしてた訳じゃないけど、いつの間にかそれが習慣みたいになっていた。
俺は帰り道を一人で歩きながらiPodを取り出そうとした時、
『‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐こんにちわ』
背後から誰かの声が聞こえた。
『…………?』
俺に向かって言っているのか分からなかったけど、とりあえず振り返ってみた。
そこに居たのは一人の少年。
思えばこの出会いが
全ての始まりだったんだ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐。



