「近未来少年少女」




カシワギとメグ。

仲が悪いんだか良いんだかよく分からないな。

やっとあの空気から解放された俺はスタスタ歩く
メグの後を追った。


『あんた今までどこ行ってたの?』

歩きながら背中越しでメグが言う。


『リーダーの所………あ、あのさメグ……』

『リーダー?あぁ、ダイキね。あいつもそんな呼ばれ方しちゃって偉くなったものよね』

『………』


やっぱりメグは俺に喋らせてくれない。人の話し聞けよ!なんて言える訳ないし。


『んで?あたしがなに?』

突然メグがクルリと振り向いた。

ちゃんと聞いてんじゃん、まったく…………。


『あの……ごめん。自分勝手に家を飛び出したりして』


あの時はモヤモヤした気持ちに勝てず、メグに強く当たってしまった。今はすごく後悔している。


『あたしがそんな事気にすると思う?』

メグはニィと笑ってみせた。それを見て俺はメグの人間性も見えた気がした。

メグは信用してもいい人だ。


『…………それと、ミノルの事少し思い出したよ』


この人を信じてみよう。自分から信じなきゃ誰からも信じてもらえない。それに…………

メグは俺の味方だって言ってくれたから。


『そう』

俺の言葉を聞いたメグはただ一言、優しく微笑んだ


メグはいつも俺の一歩先を歩く。常に自分のペースで困惑する事もあるけど、全てを受け入れてくれる空気をメグは持ってる。

俺を突き放したと思えば寄ってきたり接するのは大変だけど、ミノルの事を唯一知っていて頼れる人物である事は間違いない。