俺はこのまま、ゲンタと終わりにしたくない。
だから……………
『仲間じゃないなら、友達になろうよ』
俺達は初めから仲間として出会った。
それならここからまた始めればいい。
友達っていう新たな繋がりで……………。
ゲンタは考えるように無言になってニコリと笑った
『友達ってなるものじゃなくて、
いつの間にかなってるものなんだぜ?』
その時、ふわりと風が吹いた。
それはいつか感じた事がある風。それと同時に俺の中で何かが弾けた。
“友達は作るものじゃなくて、
いつの間にかなってるもの”
ゲンタを通して自分の姿が見えた気がした。
俺がミノルに言った言葉。それを今はっきりと思い出した。
俺はあの日、あの場所で、
ミノルに言った。言ったんだ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐。
決して全てを思い出せた訳じゃないけど、
確実に手応えを感じる。
『…………ユウキ、どうした?』
ゲンタの一言でハッと我に返った。
『う、ううん、なんでもな………』
そう言おうとして考えた。
『なんでもない』言うのは簡単だ。
でもまた俺はゲンタを誤魔化し続けるのか?
本当は言いたい、でも言えない。
俺もリーダーと同じだ。



