リーダー、ノリ、ユキ、アンナ、そしてゲンタ。
いつもの和気あいあいとした雰囲気はなくて、ただ重苦しい空気だけが漂っていた。
『…………みんな、どうしたの?』
俺は動揺しながら問いかけた。
考えてみればダイキ組がみんなで集まるのは久しぶりだ。あのリーダーとゲンタが喧嘩した以来、遊んだりもしてなかったし。
思えばみんな妙にギクシャクしてしまって、だれも集まろうと言えなかった。
それに俺も色々あって遊んでる場合じゃなかったし………。
『ユウキ、俺ダイキ組抜けるわ』
そんな中、口を開いたのはゲンタだった。
『ダ、ダイキ組を抜ける?え……なんで……?』
周りはシーンとしていて、誰も俺の質問に答えようとしない。家の中は尋常じゃないぐらい静まり返っていた。
それはゴクリと息を飲む音が聞こえてしまう程に。
『さっきからガンちゃん抜けるの一点張りで………
何か言ってあげてよ、ユウキ』
隣でシオリが不安な顔をしている。
…………何か言ってって言われても……みんなの顔が険しすぎて言葉を発する事さえためらってしまう。
『………ゲンタ、なんで抜けたいの……?』
俺はもう1度、問いかけた。
ゲンタがダイキ組を抜けるなんて何か理由があるはず。ってか、理由がなきゃおかしい。



