「近未来少年少女」





『‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ユウキーっ!!!』


その時、遠くから俺を呼ぶ声がした。気のせいかな?なんて思っていると……………


『ユウキっ!』

前方から足音と共に息を切らせたシオリが現れた。


『シ、シオリどうしたの?』

俺は慌てて座っていた腰を上げた。どこから走ってきたのか分からないけどシオリは汗だくだった。


『ハァ……ハァ………やっと見つけた』

しかもものすごく息が上がってる。


『だ、大丈夫……?』

『……ハァ……っ…大丈夫、大丈夫』


肩で呼吸する姿を見て、こっちが心配になってきた


『そ、そんなに慌てて何かあったの?』

明らかにただ事ではない雰囲気。シオリは息が整わないまま、グイッと俺の手を掴んだ。


『大変なのっ!ちょっと来て』

『え、大変って何が……?』

俺は強引に手を引かれて、ある場所へ急かされた。


そして訳も分からず連れて来られたのは四番街。広場を抜けて向かった先はリーダーの家だった。


『………な、なんなの?』

俺があたふたしているとシオリが背中を押した。


『いいから中に入って!』

『わ……ちょっとっ………』

無理矢理、家の中へ押し込まれて周りを見渡すと何やら不穏な空気。


『………?』

家の中にはダイキ組が勢揃いしていた。