「近未来少年少女」





俺はリーダーの顔を直視出来ない。何故か罪悪感でいっぱいだ。


『俺………俺……』

言葉が喉まで出かかっていた。


『どうした?』

リーダーが俺の顔を覗きこむ。


カシワギの縄張りに行って、情報をやるから仲間になれって誘われたなんて言ったら…………

リーダーはどう思うかな。


俺は、俺はなんでリーダーの仲間になったんだっけ?

なんで………リーダーの力になりたいと思ったんだ?


それはリーダーが自分の事よりも、まず人の事を優先する優しい人だったから。

それなのに俺は自分の事しか考えてなくて………
早くここから出たい一心でカシワギの誘いを断れなかった。


ちゃんとカシワギに言わなきゃ、
俺はお前の仲間にはならないって。


『ううん、なんでもない』

俺は今回の事をリーダーに話さなかった。余計な心配はかけたくないし、この問題は俺にも悪い所があったから自分で解決したい。


その後、リーダーを部屋に招き入れて今朝の話の続きをはじめた。もちろん話題は“ミノルについて”


『ユウキ、本当にMの事なにも覚えてないのか?』


リーダーは床にあぐらをかいて、再度確認してきた


『うん、なにも………』

ミノル自身の情報はほとんどない。

だから話す内容は俺の過去の事。