「近未来少年少女」





すると不思議な現象が起こった。

俺は寝てるはずなのに頭の中で誰かが喋っている。


『…………‐‐………‐……』

それはノイズのように途切れ途切れで、上手く聞き取れない。


『………に……あ…い……』


なに?全然聞こえねーよ。


『……メ……グ………に…あい……』


だからわかんねーって。



『メグミに会いにいけ』


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ガバッ!!!!

俺は勢いよくベッドから飛び起きた。

今俺………寝てたよな?

だんだん意識が無くなって、頭の中で声がした。

今のは夢か………?


【メグミに会いにいけ】

はっきりとそう聞こえた。


誰に言われたのか、それとも疲れからくる幻聴だったのかは分からない。

でも俺は時々、自分の頭の中で声がする感覚は以前からあった。


ずっと気のせいだと思ってたけど………

今回は気のせいでは済まないぐらい、はっきりとした声だった。


メグミに会いにいけ………?
メグミって誰だよ?


確信もない、ただの幻聴かもしれない。

それでも声の主が誰なのか不思議と気にならなかった。

なんとなくそいつは俺の中に居るような気がして、
自分の味方のような、そんな気がしてならなかった