『嫌なの?』
カシワギの目は真剣で、どうやらからかってる訳ではないらしい。
『いや………え、だって俺……ダイキ組だし
カシワギの仲間になるなんて…………』
話の流れが全く読めない。カシワギが何を考えているのか、なんで俺を仲間に誘うのか理解不能だ。
『なら聞くけど、俺とあいつの差ってなに?』
『…………』
リーダーとカシワギの差?そんな事急に聞かれても困る。するとさらにカシワギは俺を追い詰める。
『じゃ、お前はあいつの何が良くて仲間になった訳?』
何が良くて……?
俺がリーダーの仲間になったのはシオリに紹介されて、色々教えてもらって………それで………
『それなら俺の事はどう思う?』
まだ質問の返事をしてないのに、カシワギは新しい質問を重ねてきた。
『どうって聞かれても………よく知らないし』
『そう、お前は俺の事を知らない。なのにお前は俺を“悪い奴”と決めつけてる。違うか?』
『………』
確かにそうかもしれない。でも自分がどんな人間かは自分じゃなくて他人が決める。だからみんなから見たカシワギは悪い奴に見えてる訳で………
それを俺が安易に信じても間違いじゃない。



