「近未来少年少女」




俺はリーダーにさっきの出来事を全て話した。

早口になっていたかもしれないけど一語一句、
懸命に伝えた。黙って話しを聞いていたリーダーは意外にも冷静だった。


『………ど、どう思う……?』

話し終わった俺は息を整えて訪ねる。


『どうもこうも簡単な事じゃねーか』


腕を組ながら布団の上に座るリーダーは俺を見つめた。


『簡単な事……?』


『あぁ、この世界を作った人間はM………
いや、ミノルって奴だけど、そのミノルをどうにか出来るのはユウキって事』


リーダーは本当に冷静だった。

予想ではリーダーも困惑して2人してブツブツ言い合う事になると思っていたのに。

でもこんな時こそ、第3者の方が物事を冷静に見極められる。やっぱりリーダーに相談したのは正解だった。

でも………………


『俺、ミノルの事何も知らないし思い出せないんだよね』

俺にとっては全然簡単じゃない。
むしろ難しすぎる。


『つまり今のユウキに興味がないって言った以上、
ミノルはユウキの今以外を知ってるって事だろ?』


『………今以外…?』


『ばーか、今以外って言ったら過去しかねーじゃん』