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眠かったはずなのに俺の眠気はすっかり覚めてしまった。家に帰って、横になっても落ち着かない。
あいつの顔が…………………
ミノルの言葉が頭から離れない。
繰り返し、繰り返しさっきのやり取りを思い出して
『あーっ!!もう、訳わかんねー!!』
結局、同じ結論にたどり着く。
俺は落ち着かない気持ちに負けて、そのまま家を飛び出した。向かった先は……………
『んで?こんな朝っぱらからなんだよ……?』
それは四番街のリーダーの家だった。
リーダーは寝起きで不機嫌そうだったけど、
どうしても誰かに相談したかった。
『リーダー、あのさ……』
しかしリーダーはコクリコクリと頭がふらふらしていて、今にもまた寝てしまいそうだ。
『ちょ、リーダーっ!まじで寝てる場合じゃないんだって!』
『わ、分かった、分かったから』
俺はリーダーの体を揺さぶって、必死に叩き起こした。