“この世界を作った人間”
俺がそう言うとミノルは意味深に笑った。
『……………お前がこの世界を作ったんだろ?』
確認するようにもう1度聞いた。
『そうだよ』
ドクン……………………。
自分の体が一気に熱くなっていくのを感じた。
この世界を作ったのはミノル?
自分で聞いたくせに、その事実を目の前にしたら動揺せずにはいられなかった。
『な、なんで……何の目的で………』
慎重にと心がけていたのに俺は平常心を失っていた
『目的?そんなの簡単だよ』
『………』
『この世界を望む子供がいるから』
ミノルは堂々と言い放った。その凛とした顔に足がすくんでしまいそうになった。
『で、出口は…………っ?』
それはとっさに出てきた言葉だった。
恐らくそれを知っているのはミノルだけ。
『ここから出る方法はあるのか?』
多分一番聞かなきゃいけない質問。
この世界の出口、それさえ分かれば…………
するとミノルは不思議そうに首を傾げた。
『どうして?ユウキはこの世界を望んだ。
出口なんて聞いてどうするつもり?』
って事は………やっぱり出口は存在するって事か。



