「近未来少年少女」





日の光りが眩しくて、その視界に映るシルエット。誰なのか分からないけどこの身長、この背格好は…………。


ドクン………。

少年は真っ直ぐ俺を見つめていた。

この高鳴る鼓動が少年の正体を教えてくれている。


ドクン、ドクン。


『ミノル………』


俺は息をはくように声を出した。

ミノルはゆっくりと俺の方に近付いてきた。スタスタと足音が俺達の距離を縮める。


『久しぶり、ユウキ』

そうニコリと笑った。



ミノル、通称M。

俺をここに連れてきた人間、そして
この世界にとって重要な人物だ。


相変わらず俺の心臓はうるさかった。ミノルを前にして聞きたい事、確かめたい事が一気に溢れそうになった。

だけど俺は慎重に心を落ち着かせる。


『おー久しぶり。こんな所で何してんだ?』

きっと動揺がバレたら何も聞きだす事は出来ない。俺は必死に平然を装っていた。

だってこれはチャンスだから。