「近未来少年少女」





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俺は眠い目を擦りながら五番街に向かっていた。

店通りは静まり返っていて、鳥のさえずりさえ聞こえない。


その時、朝日が完全に顔を出して俺の頬を照らした。それがすごく暖かくて空は今日も青空だった。

朝の匂い、綿菓子みたいな雲がゆっくり流れている


何も変わらない1日の始まり方、
でもこの世界は偽物の世界。


俺はいつ元の世界に帰れるのかな…………。

そもそも出る事はできるのだろうか?1年後、2年後、3年後、もし浦島太郎みたいに自分だけが変わらずに何年も過ぎてしまったら……………


そう考えるとものすごく恐くなった。


気付くと俺は自分の家がある五番街の家通りに着いていた。

どうやら足は家までの道のりを覚えていたらしい。


思えばこの世界に来てまだ行った事がない街の方が多いんだよな………。

後でリーダーに案内してもらおう。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐と、その瞬間。

ふわっと大きな風が俺の体を吹き抜けた。

今まで風なんて吹いてなかったのに、
それは突然に。


そして何故だかドクンドクンと心臓がうるさい。

この感じ…………この感じは…………
……………………………。


俺はゆっくりと後ろを振り返った。


ドクン‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐。