「…………こいつも雅風と同類か…」



とても面倒くさそうなため息だった。




「うん? なんて?」



理波が見上げて聞き返すと、壱星は半眼になった。




「……重度のシスコン。ただしこっちはこじらせてる」



「…………それで、ふーと同類って……ふーもシスコンなの?」 



「…………」




天然ボケの姉は、こちらも同類だった。



頭抱えてぇ。……代わりに理波かかえとこ。