鈴の音

ホラー・オカルト

鈴の音
作品番号
1077463
最終更新
2014/07/18
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
  

  『おにーちゃん、わたシと遊んで』

 
 気がついたら俺は見知らぬ建物の中に
 倒れていた。
 
 よく辺りを見回すと、机と椅子があった。
 どうやらここはどこかの学校らしい。

 しかし、俺は駅で電車待ちをしていた
 はずだ。 
 学校なんて来た覚えもない。
 
 第一、今は夏休み………

 ぐだぐだと考えていた俺の前に

 赤い着物を着た、女の子が、

    「あのね、」


    「皆で殺し合いして。」


    「そんでね」

    「生き残れたらね、」

    「おにーちゃんにしたげる」


 意味不明の事を言ったのだ。
 それだけなら、俺は普通でいられたのだが

    『ウフフ、早くシナイと

          わたシが

            食べちゃうヨ』

 長い髪の間から見えた女の子の目は、
  
 猫のような目立った、

 
    『ガンバってネ、おにーちゃん』



 澄んだ鈴の音が殺し合いの始まりを告げた
 

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