涙ドロップス 〜切なさを波に乗せて〜

 


鼓動がトクトクと、速度を上げて行く。



小さい頃は平気で、一本のジュースを交互に飲んでいたのに、

今は恥ずかしくて、顔が熱くなってしまう。



そんな私に夕凪が、クスリと笑った。



「こんなんで、なに赤面してんだよ。
今はキスだって、してるだろ?」




キスする仲なのに、間接キスを意識するのはおかしいのだろうか?


そう言われても、恥ずかしいものは恥ずかしい。


気持ちを読まれたことも恥ずかしく、ますます赤くなってしまう。



夕凪は私の反応を面白がっていた。


いたずらを仕掛ける子供みたいに、口元が笑いを堪えている。



「唇に、ケチャップ付いてるぞ」



そう言って夕凪は、顔を近付け、舌先を覗かせた。