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10月。
秋風の吹く中で、文化祭の準備が着々と進み、前日となった。
今日の授業は午前中だけ。
午後は丸々、文化祭の準備に使える。
今までコツコツ作ってきた備品を組み立て、これから教室を大改造。
半日でお化け屋敷を作り上げるのだ。
最初は面倒臭がっていた人達も、今は一生懸命になっていた。
クラス一丸となって、いい雰囲気で作業が進む。
これというのも、佐伯さん達文化祭係のお陰だ。
今もテキパキと指示を出し、中心となって頑張ってくれている。
私も夕凪と一緒に、作業中。
教室の隅で、ダンボール製の古井戸に絵の具で色を塗っていた。
夕凪の顔に絵の具が付いて笑っていると、佐伯さんに呼ばれた。
「朝比奈さん、色塗りは貝原君一人に任せて、こっちを手伝って?」


