涙ドロップス 〜切なさを波に乗せて〜

 


彼女達の態度に首を傾げながらも、クラス全員ホッとしていた。


これで、自分は係をやらずに済む。


そう思うのは、私も同じだった。



委員の男子に代わって、佐伯さん達3人が前に出た。


次に決めるのは、模擬店の内容と、パレードのテーマ。



皆に意見を求める前に、佐伯さんが言った。



「お化け屋敷はどう?
喫茶店とか、食べ物系はめんどいし。

パレードのテーマも、お化け。

日本のお化け、西洋のゴースト、
不気味なメイクとか楽しそうじゃない?」




その言葉に反対する人はいなかった。


賛成の拍手をもらい、すんなりお化け屋敷とお化けのパレードに決まる。



文化祭は3日間。

最初の2日間は模擬店で、最終日3日目はパレード。


仮装してグラウンドを行進し、先生が審査してクラスの順位を決めるのだ。