涙ドロップス 〜切なさを波に乗せて〜

 


実力あるサーファーは、アマチュアの内からスポンサーが付いたりする。


サーフショップを経営する父も、自分がプロであると同時に数人のサーファーを応援している。



その一人が夕凪。

二週間前に、仮契約を結んだばかりだ。



大きな大会に出ていい成績を収めれば、うちのサーフショップの名も売れる。


夕凪にとっては、プロトライアルを受ける道にも繋がる。



夕凪は大胆にも、

「優勝してやる」
と宣言した。


父は、

「そりゃ無理だ。5位目指せ」と。


私は、夕凪なら優勝できそうな気がしていた。



明日のバイク二人乗りも楽しみで、

一ヶ月後のサーフィン大会は、もっと楽しみになった。