校則違反と好奇心を天秤にかけ、
好奇心が勝ってしまった。
「行く!うわ〜ドキドキする!
すっごく楽しみ!!」
「だろ? ヤバッ 早く潮音のっけたい!
今、この辺一周してくるか?」
「うん!パジャマだから着替えて来る!」
二人乗りする気満々で盛り上がっていると、父が外に出てきた。
「潮音を乗せて、夜中はダメだ」
と言われてしまう。
理由は、怖いお兄さん達に絡まれる危険性があるということ。
夕凪は父に逆らわない。
素直に頷いていた。
父も若い頃バイクにはまっていたらしく、夕凪とバイク談議に花が咲く。
ひとしきりバイクを語った後は、今日もサーフィンの話。
父が言う。
「10月末の千葉大会、夕凪の名前でエントリーしといたぞ」


