涙ドロップス 〜切なさを波に乗せて〜

 


上條君が言う。



「答えは、放課後に聞きたい。

YESだと、舞い上がって、全校集会の壇上でみんなに報告しちゃいそう!

NOだと……
きっとかなり凹むから、その後の部活にぶつけて気持ちをごまかす、ハハッ!」




上條君は笑っているけど、目を見れば緊張しているのが伝わってくる。



真剣に告白してくれた彼。


それを再認識し、途端に申し訳ない気持ちになる。



片思いに疲れたから、上條君に逃げたいなんて……


いい加減な気持ちで返事しようとしている自分が、とても醜く感じた。




ホームルーム開始の本鈴が鳴った。


教室のドアが開き、担任の先生と夕凪が並んで入って来た。