「今日は泊まるよね?」 ふいにそう聞かれて、一瞬押し黙る。 どうしようか……。 「家に、帰りたくないでしょ?」 小さく囁かれたそれは、私の心を読み取ってるように聞こえた。 「…でも、いいの?私が…泊まっても」 「小春ちゃんなら、いつでも大歓迎」 「……ありがとう」 素直に、お言葉に甘えた。 相変わらず家の中は静かで、彼以外は誰もいないようだった。