「大丈夫だよ……」
でも結局は、強がってしまう。
こういう時ばっかり頼ったら、まるで四ノ宮くんを困った時だけ頼る、都合の良い人みたい。
「……本当に?」
「え……あっ!!」
彼は素早く、私の紺色のハイソックスを下にずらした。
露わになった、醜い痣。
「ソックスから少し覗いてた。ねぇ、どこが大丈夫なの?」
この痣の事、この人には絶対知られたくなかったのに……。
「小春ちゃん、頼ってよ。僕には、小春ちゃんが…困って、助けを求めてるようにしか見えない」
カッと全身が熱くなった。
どうして?
そんな風に私の心……見透かさないで。
「…何でもないから」
走って、屋上を飛び出した。

