でも別に、何も感じない。 何とも思わない。 この人にとって私はただのモノでしかないから。 所詮、私の存在はこの程度。 「少しは泣くとかしたら?本当に可愛くない。こんな可愛くない妹、いらないし」 吐き捨てるように言い、兄はリビングを出て行った。 階段を上がる音がしたのを確認して、ゆっくり体を起こした。 前よりも確実に増えた痣。 腕や足は見れたもんじゃない。 顔を殴られなかった事だけが、不幸中の幸い。