だけどそれからも、兄の暴力はしばらく続いた。
どうやら、スイッチが入ったらしい。
一度暴力のスイッチが入ったら、当分は納まらない。
つまり当分の間、私は殴られ続けるという事。
「あー、もう!!何でお前みたいな出来損ないが妹なんだよ!!」
殴られてる間の私は、人形みたいだった。
まるで無。
なるべく感情を殺すようにしてる。
何も考えないように。
その方が楽だから。
殴られた後は、体中が痛くて、ついその場で倒れたまま、グッタリしてしまう。
「何だよ…。もうくたばったのかよ」
そんな私を、兄は足で蹴ったり、粗末に扱った。

