朝起きたら、殴られた所が痣になってた。
青紫色になってた。
でもこれくらい、隠せる。
大丈夫……。
「おはよう。小春ちゃん」
家を出ると、例のごとく、迎えに来てくれた四ノ宮くんの姿が。
「…おはよう……」
「……」
「え……な、何…?」
何故か無言で、ジッと顔を凝視された。
「泣いたの?」
「えっ……」
「目が、赤い……」
嘘……。
洗面所で確認した時は、そんなに赤くなってないから、大丈夫だと思ったのに。
「泣いたの?」
何でこの人には、こうもあっさりバレるんだろう…。
しかも、優しい声、優しい表情。

