目を覚ましたら、朝になってた。 体を起こしたら、絶妙なタイミングで部屋のドアが開いた。 「おはよう」 部屋に入ってきた四ノ宮くんを見て、固まった。 昨日見た光景が脳裏に過る。 頭にベッタリ焼き付いてて、離れない。 「今、起こそうと思ってたところ。朝ご飯、もうできてるよ」 何事もなかったみたいに彼は、笑ってる。 昨日の光景は現実か、幻か。 自分でもわからなかった。 単に寝ぼけていただけかもしれない。