「ご飯ができたよ」
彼が呼びにきたのは、1時間後の事だった。
1階に降りて、リビングに行くとダイニングテーブルには料理がズラリと並んでいた。
しかも全部、肉料理。
随分ガッツリだ。
「小春ちゃんのために張り切っちゃった」
椅子に座って、
「いただきます……」
目の前に置いてあるステーキを一口。
「っ!……美味しい…」
それは、今まで食べたお肉より断然美味しかった。
何のお肉かな?
「小春ちゃんに喜んでもらえるのが、1番嬉しいよ」
頬杖をつきながら、彼の視線は真っ直ぐ私を捉えてた。
恥ずかしくなって、俯いた。
「四ノ宮くんって…よく料理するの…?」
間が持たなくて、咄嗟に話題を切り出した。
「うん。自分のご飯は自分で用意してる。あのカス野郎どもは何もしないから。喧嘩するしか脳がないんだよ」
また、彼の違う一面を見てしまった。

