いかにも、怪しい物…。 中身が何か、気にならないと言ったら嘘になる。 だけど、見る勇気が……ない。 「何してるのかなぁ…?」 「っ……」 背筋が凍った気がした。 いつから、そこにいたの…? バンッと、大きな音を立てて、引き出しが乱暴に閉められた。 「…ごめんなさい……」 なんだか彼が怒ってるように見えた。 「…謝る必要はない。でもね」 彼は私の肩に腕を腕を回した。 「世の中、知らない方がいい事もあるからね…」 その言葉は何故か、私の頭に重く響いた。 「紅茶、飲もうか」 「うん…」