「拘束されて、怯える小春ちゃんもいいね。すっごく魅力的だよ」
顔を覗きこまれて、ゾクッとした。
震える体。
こんなに呆気なく自由を奪われるなんて…。
「私をっ…どうする気なのっ…?ここに、監禁…するの…?」
「まぁ、監禁ごっこ、みたいなもんかな。僕はいろんなキミが見たいんだ」
監禁、ごっこ…。
それって、結局は監禁って事でしょ?
「それにこうしてれば、小春ちゃんを誰にも奪われる心配はない。これからもずーっと一緒だよ?」
ついに自由を奪われた。
過度の愛情。
これは彼の“愛情”という感情が醜く歪んだ結果なのかもしれない……。