しばらくして、耳から手をゆっくり離した。 窓を叩く音はもうしない。 少し安堵した。 兄は…まだ帰ってこないのかな…? 部屋を出て、1階へ。 案の定兄はまだ帰ってきてない。 1階はシンッと静まりかえっており、自分の家なのに不気味だった。 ―ドンドンッ 「ひっ……!!」 再び聞こえてきた、窓を叩く音。 叩かれてるのは、ソファーの後ろにあるカーテンが閉じてる窓。 そこから叩く音がする。 更に次の瞬間、私の背筋は凍りついた。