それから私はずっと四ノ宮くんにベッタリつっくいていた。
「そばにいて?」と言えば
彼は嬉しそうに笑った。
疑う事なく、ずっとずーっと私のそばにいた。
そばにいてほしいわけじゃない。
ただ単に翔くんに手を出させないため。
翔くんの所に行く隙を与えたらダメ。
「今日の小春ちゃんは、妙に甘えん坊さんだね」
腰に回された腕。
ゾクッとしつつ、耐えた。
「片時も、離れないでね?四ノ宮くんが…そばに、いてくれないと…心細くて……」
嘘。
こんなの立派な嘘だ。
けど彼は、こんな嘘を簡単に真に受ける。
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