「カギは、これ1つしかない」 と言って、ポケットから出したカギで南京錠を解いた。 キィっと、嫌な音を立てて地下室のドアが開いた。 中からは生臭い匂いが漂ってきて、鼻を押さえた。 「こいつを中に入れてくるから、小春ちゃんはここで待ってな」 「ううん。私も、行く……」 意を決して、私も地下室に入った。 入り口付近にある電気のスイッチが押され、中が明るく照らされた。 目の前には階段。 赤い点がいくつもある。血だ。 鼻を刺すような異臭。 吐き気と葛藤しながら、下へと続く階段を下りた。