リビングを出て、右に進んで、角を曲がって。 たどり着いたのは1番奥の突き当たりの部屋。 部屋のドアを開けて中に入った彼に、私も続いた。 中は家具も何もない殺風景な部屋。 カーテンが固く閉ざされて、薄暗い。 「ねぇ…地下室って、どこに……」 「あそこだよ」 彼が指さす先には、ドアが。南京錠がしてあった。 あの秘密部屋みたいに。 「秘密の地下室は、1番突き当たりの、この部屋にあるんだ。あえてわかりにくい場所に造られてるんだ」 確かに、 こんな所に地下室があるなんて思わないかも。