「死体は、地下室に運んでおくから」 そう言って彼は父親の頭に刺さった包丁を抜いた。 「地下室……?」 「そういや教えてなかったね。うちにあるんだ、地下室。死体を置いとくのに便利でね」 死体を……。 「見てみる?地下室」 「いっ…いいよ…。遠慮、しておく」 見たくない。 想像しただけで吐き気がする。 「そう。じゃあ、小春ちゃんは部屋にいてくれる。僕はここを綺麗にするから」 「っ…う、うんっ……」 逃げるようにリビングを出た。