「っ…来るな、来るな……。来るなっ……!!」 父親は絶叫し、命乞いをした。 けど彼には通じない。 彼の意思はもう、誰にも変える事はできないのだから。 「ぎゃあぁぁぁぁっ……!!!」 力ない悲鳴が、室内に響いた。 包丁が父親の胸に刺さった。 けど急所が外れたのか、 父親は痛がって悶えていた。 いや、彼はわざと急所を外したのだろう。苦しむように。 次に彼は父親の腕を刺した。 次は足。 次はお腹。 次は頬。 あちこち、いろんな箇所を刺していく。