「寝顔、撮ったの……?」 「当たり前。あまりにも可愛くて」 “可愛い”と言われても、皮肉にしか聞こえない。 あんなの、狂ってる。 彼のしてた事は明らかに……ストーカー。 「あ、そうそう。昨日、小春ちゃんに服買ってきたんだ。まだ学校行くまで時間あるから着てよ」 目の前に、紙袋を差し出された。 着ないといけない。 断れない。 「…うん……」 紙袋を受け取って、中を覗いてみたら……。 「コレ……」