「四ノ宮くん……。あれ…」


1階に行っても、四ノ宮くんの姿はなかった。



家の中は静か。


吐き気がする程に。




静か過ぎて落ち着かない。広い家に1人、落ち着かない。



買い物にでも行ったのかもしれない。


私は読書でもしながら待ってようと思い、2階の部屋に戻った。






本棚の方に歩み寄ると、ふとある事に気づいた。