キミとひとつになれたら






しばらくして、私の指を解放した四ノ宮くんは棚から絆創膏を取り出し丁寧に貼ってくれた。




「少し待ってて。さっさと片付けるから」




淡々と彼は破片を拾い、ゴミ袋に入れていく。


その姿は悲しそうにも見えた。






「本当に迷惑だよ。あいつらは喧嘩のたびに物を破壊する。大損害だ」



本当は引っかかってた。
家の中はいつも不自然なくらい静か。




いつもシンッとしてて、「親は帰ってこないから」と彼は言ってた。





これは、彼が抱える闇なのかな……?