「やっぱ小春ちゃん……優しい。温かい子だね。キミは……女神だよ」 恥ずかしいセリフを気にしつつも、私は彼を抱きしめ続けた。 いや、縋った、という方が正しいかもしれない。 「僕はいつも、小春ちゃんに救われてばかりだね」 「それは違うよっ……」 突然出した大声に、さすがの彼も「え…」と小さく声を漏らした。 「いつも……救われてるのは、私の方……」 彼はいつだって、私を助けてくれる。 私を想ってくれる。 度は過ぎてるけど、私を守ってくれる。 空っぽでひび割れていた心を、埋めてくれる。