「…四ノ宮くん……?」 中に入って、台所にいた彼に声をかけると、 「えっ……小春、ちゃん……?」 彼は驚いた顔をした。 そして私も驚いた顔をした。 「っ……」 だって……。 「もう、起きちゃったの?てっきりまだまだ寝てるもんだと……」 だって彼は……。 「それっ……血っ……」 血まみれだった。 白いエプロンに、ゴムの手袋。 両方とも血で真っ赤。 生臭い室内。 吐き気を催すような臭いが充満してる。