ヒーローのようなタイミングで現れた彼は、2人には見向きもせず真っ先に私に駆け寄った。 「大丈夫?頬、少し赤くなってる。ごめんね、小春ちゃん。怖い思いしたね」 優しく、 柔らかい口調。 彼は私を抱きしめ、そっと頭を撫でてくれた。 「実は小春ちゃんの後をつけてきたんだ。様子が少し変だったから」 普通に振舞ったつもりなのに、小さな異変も彼は見逃さないようだ。 「…ありがとう…四ノ宮くん……」 助けに来てくれた。 正直、怖かった。 彼が助けに来てくれて、ホッと安堵した。けど、それも束の間。