私はどうする事もできず、呆然と春井くんを見つめた。 「冬真……何するんだよ。いくら何でも酷いだろ」 「はぁ……?」 グっと、四ノ宮くんは春井くんの胸倉を掴んで、乱暴にその場から立たせた。 「酷いのはどっちだよ。小春ちゃんに手出したあんたの方だろ」 クラス内が静まり返った。 空気が、凍った。 今、ここにいるのは本当に“あの”四ノ宮くんなんだろうか。 「二度と小春ちゃんに近づくな。今度近づいたら……」 氷のような冷たい表情のまま、低い声で……。 「殺すから」