そしてもう1つ、小さな変化が。 「今日の夕飯は何が食べたい?」 「……何でもいいよ」 「小春ちゃんの好きな物を作ってあげたい」 「私は……四ノ宮くんの食べたい物でいいよ…」 交わされる、新婚さんみたいな会話。 学校でするような会話じゃない。 そう。 実は私は、四ノ宮くんの家にほぼ毎日泊まってる。 あの日から……。 私が春井くんと関わって以来、四ノ宮くんの……独占欲みたいな感情は強くなった。