「小春ちゃん、日誌出してくるから。少し待ってて」


「うん」




放課後、日直である彼は日誌を書き終えて職員室へ。



教室内には生徒はチラホラしか残ってない。




私は自分の席に座って、頬杖をつきながらボーっと四ノ宮くんが戻ってくるのを待ってた。






「河瀬さん!」



急に、声をかけられた。




声をかけてきたのは、四ノ宮くんの友達。






「今日さ、カラオケ行こうと思うんだけど、冬真と一緒に来ない?」


「え……」




クラスメイトからの、誘い。
戸惑って、黙る事しかできなかった。