約束 〜 最初で最後の奇跡〜

「30分あったら、作れるから
今日の放課後、目通してくれないかな ?」

「「「!!!!」」」


え!何!?私、変なこと言ったかな!?


「え、花30分?」


遅いのかな?


「うん、遅いんだったら15分で
作るけど…はっ!それとも皆
放課後、用事あった!?
明日の方がいい?」

「いや、大丈夫だけど・・・」

「お姉様、作詞されるのと作曲されるの
メチャクチャ速いんですね…」

「うん?そうかな?」


この時皆は思いました
(こいつ、天才だ)と
な、何か皆睨んでる??


「こんの、天才!!!!
憎たらしいぃー!でも、可愛い!!」


美鈴ちゃんは、褒めてるの!?
貶してるの!?


「お姉様、完璧過ぎですわ!!!」


あ、こっちは、褒められてる


「流石、花ちゃん❤︎」


・・・うん、褒め…られてる…ね


「・・・」


無言ですね、分かっていましたとも
はい、啓君ですもの…はい