とりあえず、靴から画鋲でも出そうかな

ザーッ!

「さっ!行こー、美鈴ちゃん」

「う、うん」

・・・

「な、何なのあの子・・・!」

「私達の仕打ちに喜んでいらしてよ!」

「頭がおかしいのだわ!あの様な子
啓様や太陽様にはお似合いになりませ
んわ!!」

「そうね、でも美鈴に柚子
あいつらも気に入らなくてよ」

「佐々木様!美鈴様に柚子様に
あいつら、なんて!!」

「あら、いけなくって?
私、音楽でいい成績を残しているから って、啓様や太陽様の側に居るような
奴らは、とても気に入らなくてよ」

「私もそう思いますわ」

「羽崎様まで!!」

「あら、羽崎様、お気が合うようね
私と同じ考えなんて」

「そうですわね、ではお手を貸して
いただけます?」

「構いませんわ」

「フフフ、見ていなさい、美鈴、柚子
そして、舞桜 花 ・・・」

「…佐々木様、羽崎様…」

・・・

こんな話がされていることなど
美鈴や柚子、花、は知らずにいたのであった